初めて” 死と向き合った ”時

受け入れることができなかった。


埋めることのできない穴が空いて

どうしようもない喪失感に襲われた。


2度目に” 死と向き合った ”時

初めての直面したあの時のことも

全て受け入れることができたと思う。


受け入れてしまったら

死を認めたことになること。


我儘で寂しがりやな僕にとっては

君がいなくなることが耐えられなかった。


君の身体が空気になって消えていく時

僕はただ見つめることしかできず

ただただ立ち尽くして

この人生（時間）を貪ることしかできなかった。


君はどこまでも高く遠い空に向かって

果敢に進んでいく。

空に溶けて綺麗な星になる。


愛された分煌く星になるなら

きっと目一杯輝く星になったんじゃないか。

月明かりにも負けない。

きっと何よりも綺麗だ。


そして命は還って

またここに生まれ落ちる。


そうだ。


ただの繰り返しなんだ。

生きては死に、

死んでは生きる。

ただのサイクルなのか。


ならば

どうか僕が

月へ向かう時には

君が迎えにきてくれないか？


いや

迎えに来るのは

君じゃなきゃ駄目だ。