2023.07.3121:00
私は私なりの言葉でしか愛してると伝えることができない
” 愛してる ”
その言葉の意味を僕はまだ知らないのかもしれない
無知のあまり
愛という答えも形も明確でない”もの”を
信じすぎているのかもしれない
それはまるで
ジャケ買いしたCDの中身のように
タイトルで惹かれて買った本の中身ように
店先に並ぶ新作のパンの中身のように
500円で回すガチャガチャのように
はたまた
好きな人の好きなもの知りたくて聴き始めたあの曲のように
気になるあの子のスカートの中のように
あの曲を歌っているあのバンドマンの頭の中のように
意外と美化されすぎているものなのかもしれない
それでも
僕は信じていたい
大事な人からもらった
無性の愛を
今は性格が邪魔をして
曖昧にしか伝えることができなくとも
あれを愛と呼ぶなら
いつか
心から生涯を捧げる愛する人のために
人生の一番大事な時のために
その言葉はしまっておこうと思うの
いつか
ちゃんと
” あなたを愛しています "
と伝えられるように。